○○さん この度はご相談いただきありがとうございます。 大型犬で18歳といえば、人間に換算するとおよそ百歳近くになる御長寿でしょうか。 大切に育てられてきたのですね。 このご事情も踏まえた上で 「 手術をしたらどうなるか/しなかったらどうなるか 」 ということで鑑定させていただきました。 ルートカード（現状）：ペンタクル４ 雪丸くんの健康を必死に守ろうとなさっているお気持ちがカードにも現れています。 手術をした場合：ワンド２・女帝・ソードエース逆 地続きの展望のワンド２と、女帝は○○さんを表すようですね。○○さんの手術への期待が読み取れます。 また、女帝は地母神の加護とも読めますから手術自体は成功するのかもしれません。 しかし末尾は理知や決断・成功などの始まり・エネルギーであるソードエースが抑制された逆位置で出ています。 術後の新しい生活＝寿命が期待していたほどには伸びないことを示しているかもしれません。 手術をしなかった場合：ワンド４・世界逆・カップ２ ワンド４は祝福や安定を示します。世界は正位置であれば完成・完結、そして次の世界へ進むかあるいは完成した世界で終わるかを示します。 それが逆位置ですので手術をして「癌が除去された世界」に進めるわけではないことを示します（手術をしないのですから当然ではありますが）。 しかし、最後が相互理解と心の結びつきを示すカップ２で締めくくられています。 雪丸くんは、視力を失っているということでしたね。 人間ならば家族から離れて手術のために入院することになったとしても、どうしてそれが必要かを理解できます。 けれど、犬はそれを完全に理解することは難しい。 ましてや目が見えないのであればなおさら状況がわからず、なぜ飼い主がそばにいないのかという不安と混乱はこちらが思う以上かもしれません。 全身麻酔という肉体的な負担に加えて、心の負担も大きいのかも。 手術をしないという選択＝最後まで○○さんのそばにいられるということではありますから、それがカップ２で出ているように思います。 延命や成功の見込み、心理的負担が病身や手術に及ぼす影響については今一度獣医さんにご確認いただきたく思います。 ですが 、病気がなかったとしてもかなりのご老体である雪丸くんの残りの日々を穏やかに過ごすということを考えるならば、手術をしない選択の方になるのかもしれません。 以上、ご参考になれば幸いです。 ○○さんと雪丸くんに、幸多きことを願って。 笙蒔みみこ（ふえまきみみこ）