事実と感情は別物です。
先日息子が国語のドリルを解いている時に、分からーん。と言っていたので、どんな問題かみてみると『Aちゃんの気持ちが書いてある一文の最初の4文字を書きなさい。』というものでした。どうやって教えるといいかなーと考えた時にふと「一文ずつ、事実なのか感情なのか見てみよう。」となり一文ずつ私が読んで、「これは事実?感情?」と聞きながら、事実の部分を線で消していきました。そうすると最後の一文だけが感情で、後は事実だったのですぐ答えが分かりました。自分で、なんでこんな解き方を思い浮かんだのだろうと考えた時に、最近知った「認知行動療法」の影響だと思ったんです。実際に起こった出来事(事実)には、実は良いとか悪いとかなくて、その判断をしているのは人間の感情であるということ。育った環境や、過去の経験などから出来た思考癖によって判断してしまっているんです。例えば『テストの点数が50点だった。』これを良い点数だと考える人もいれば、悪い点数だと考える人それぞれいるんです。そして事実は「テストで50点の点数をとった。」の部分だけで、そこで「最悪だ!私は馬鹿なんだ!」って言うのはその人の感情。実際は別物なのに、一緒のものだと捉えてしまい悩んでしまうんです。「周りから馬鹿だって思われる!」これも事実ではありません。事実ではないことで悩んでいる人がたくさんいるんです。そこで、じゃあテストの点数が50点だった理由が何かあるとしたら。前の日全然眠れなくてテスト中に睡魔に襲われてしまった。体調が悪かった。もしそんな理由でテストの点数が50点だった場合はどう思いますか?ここでも人それぞれだと思いますが、私ならまぁそれなら仕方ないかもしれないな。次頑張ればいいかー。って思います。そんなふうに事実と感情を切り離して、どこまでが事実なのかを認識し、感情の部分で自分の思考の癖に気づいて書き換えていくというものなんです。今回50点の点数で、最悪だと感じたならそこで自分を責めるのではなくて、じゃあ次回はもっと早くからテスト勉強始めて、テスト前日は早めに寝よう。とか、しっかりご飯を食べて休息とって体調崩さないようにしよう。とか、思考癖に気付いて切り替えて解決策を考えてみる。そんな働きかけをしていきます。もし認知行動療法が気になった方は、ぜひ分かりやすい本などもあるので読んでみて下さい♪ちなみに思考癖って意外と自分では分からないものなので、誰かに話した方が気付きやすいと思います♪【補足】同じ例ですが、もしテストで50点をとってしまったとして、それが自分にとって最悪なことだとします。「テストで50点をとってしまった。最悪だ。こんな私は馬鹿だ。情けない。友達にも馬鹿にされるだろうな。」と思ったとします。人って悩んでいる時に、上の「 」の中を全て事実だと捉えてしまいます。事実だと捉えて悩み、自分を追い込んでしまいます。ですが、「 」の中で事実ってどれだと思いますか?事実は「テストで50点をとった。」という部分だけで、あとは自分の今までの経験から呼び起こされたものです。事実はテストで50点とったという部分だけなのに、自分のことを馬鹿で情けない。とか、友達に馬鹿にされるとか思ってしまい、それがあたかも本当の事だと思ってしまいます。なので、自分がもし悩んでしまった時に『事実』は、どの部分だけなのかをしっかり把握することが必要になってくるんです。なので、もし辛くて悩んで自分を責めてしまったり最悪なことを考えてしまった時に、一回事実はどこまでなのか考えてもらえたらいいかなと思います。
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